出版社しばりで読書
スピ系出版社の本はたいてい興味深く思う私なので、今度はヒカルランドしばりで、本を拾っています。
キャッチーなタイトルのこの本、生涯の一冊って程にはならなそうなのに、結構ハマりました。
すでに言い古されていることはもうくどくど説明せずに、スパッと核心をついてくれたように感じます。
理由さがしはもう時間の無駄
辛い思いをしたら「どうしてこうなったの?」「どうしたら良かったの?」とつらつら考えてしまうけれど、そう言うことはわからないと言えばわからないし、わかると言えばざっくり分かることで、つまりどっちでも良いことばかり。
そういうとき特に危険なのは、もっともらしいことを言う他者に依存してしまうことかもしれません。
早く答えを得て楽になりたくて、もっとひどい問題を呼び寄せているという状況。
私はこれを、チョコレートをやめたくてお煎餅にてを出す状況に似ていると連想してしまうのですが。
ヒーラーサクセスストーリーで終わらない
著者の世生子さんについて、私が素晴らしいと思う点は、世生子さんは過去の自分のような苦しんでいる人を助けたいと思ってヒーラーの活動を始めたけれど、ヒーラーであることでクライアントを作り出しているのではないかと思うに至ったと言うところです。
これってすごいです。
「辛い経験は後に人を救うため」というストーリーがこれまでよくあったストーリーですが、今はもっと先のストーリーが出ているんですね。
で、現在この方はどういった活動をしているのかをざっと調べましたが、その後の本は出ておりませんし、講演会やヒーリングセッションなどのイベントやスクール・セミナー情報も出て来ない。SNSの発信もしていない。
これまでの例では、私が本を読んだ時点で出版されてから相当時間が経っていて、その間にあれよあれよと結構な有名人になっている場合が多かったのです。
私的に、逆に、これこそが本物かも?新しいのでは?とか思った次第です。