エアコンは掃除がしにくい
部屋のエアコンが最近不調で不安を感じて、扇風機を買うことにしました。
エアコンは一台あれば年間を通して冷房も暖房もできるので、その意味でシンプルで良い。
でもエアコンは掃除がしにくい点がずっと引っかかっていた。
毎年定期的に業者を入れてちゃっちゃと済ませれば良いのだが、人に来てもらう用事であればそれだけで日当分の費用がかかるし、そもそも部屋によその人を入れたくないという気持ちがある。
私にとって自宅は巣であり隠れ家なのだ。
命を守るエアコン
なんとかエアコン無しにできないものかと考えてきたが、近年の猛暑でだんだん、思い切って無くすことがしづらくなってきた。
エアコンが無くても扇風機があれば生きていけるのかどうか、よく不動産屋のブログなどで検証されている。
ということはエアコンのない部屋もまだ充分あるということか。
しかし、あれって「賃貸に住んでいる若い人」というモデルしか想定していないかもしれない。
年をとるほど暑さを感じにくくなるらしい。
ケチっているつもりでもないが、「これくらいではまだエアコンをつけるまでもない」と従来の感覚のままでいるとうっかり熱中症になり命に関わるように言われるようになってきた。
どちらかというとストイックな状態を好む私もひと事ではなく、我慢も大概にしておいた方が良いかもしれない。
でもエアコンの掃除は、人に頼むにしても自分でやるにしても、しづらいから憂鬱だ。
そんな風にちょっともやもやしていたらの、この夏エアコンの不調。
たぶん故障ではなくて、定期的にお掃除モードになっているのだと思うが、勝手にエアコンが動き出してしまうのだ。
バルミューダを買うつもりでいた
もっと暑くなってからバッチリ故障したりしたら気持ちにゆとりがなくなってキツくなる。
それでリスク分散としての扇風機を考えるようになった。(言い訳?)
最近の扇風機はデザインや機能が進化していて、扇風機にも高級品があることを知った。
柔らかい風で長い時間つけていられて気持ち良さそう。
そうしたバルミューダの高級扇風機を知ったのは、、、よく考えたらインスタからではないか!!
しっかりのせられているぞ。
自覚しつつもあとは黒か白か、色をどちらにするかを決めるだけ。でもどちらとも決めかねていた。
この時点では、こういうものもあるのね、買っても良いけどまだ買わなくても良いよね、と余裕があった。
しかし後日カモメファンのことをしり、艶消しメタリックのボディに、こういうのが好みだ!!と急に大いに気持ちが盛り上がった。
まだ6月だし、今用意して夏中快適に過ごそうかと夢が膨らんだ。
その日はちょっと蒸し暑かったし。
結局、カモメファンの存在を知った2日後には注文していた。
あ〜あ。こんなにぱっぱとお金使っちゃって、私も変わったなあ。
吟味する時間が、従来と比べて驚くほど短くなっている。
バルミューダと比べるとちょっと手頃な価格だというのも危険なポイントであった。
扇風機だと惜しみなく涼をとれる
届いてみてはじめてわかったが、私の買ったタイプは分解して小さく片付けることができないタイプであった。
ネジは見えるところについているから、自己責任でやってみれば良いが、取説には説明がない。
首を90度真上に向けてサーキュレーターとして使うこともできるから、仕舞わず一年中出しておくかも?とか言い訳してみても、引越しの時には箱ひとつをこれに費やすことになる。
いろいろ見た割にぱっと決断したことで、他と錯綜して勘違いしてしまった。
でもそれくらいではマイナスにならない。
届いてすぐ、わくわくと取り出して使ってみた。
スイッチを入れていないみたいに静か!
それでいてしっかり風が届く!
しかし強風ではなくそよ風なのだ。
扇風機はエアコンよりも段違いに消費電力が低く、長い時間つけっぱなしでも電気代はさほどかさまないのが安心だ。
夏と安らぎを感じさせるカモメ
それとかわいいのが、スイッチを入り切りするたびにカモメの鳴き声が聞こえること。
ものすごい遊び心だ。
カモメの鳴き声に海を感じられるほど、海から遠いところで暮らしていて良かったよ。
新しいアイテムがうちにやってきて、何か他に調整すべきことはないかと何度もかえりみるが、当面すべきことはもう何もない。
柔らかいそよ風をただ浴び続けて、贅沢な気分になった。
そして私は、こんなささやかな快適さもなかなか自分に与えないでいたのだなとしみじみ思いました。