モノを捨てる「恐怖」は楽しさにも似ている…「1週間で8割捨てる技術」筆子著を読んだ

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もひとつおまけに8割捨ての本

8割を捨てることをテーマにしている捨て方の本に絞って、楽しく読み比べています。

筆子氏の単行本「1週間で8割捨てる」は情報量が多いので基本の1冊になると思いますが、「8割捨てて、すっきり暮らす」という大判のムック本と合わせて読むと、ポイントが浮かび上がってきて理解が進みました。

1週間を何回繰り返すか

本のタイトルは「1週間で8割捨てる」ではありますが、どんなごみ屋敷も1週間でミニマリストの家になるというわけではありません。

1日に一か所ずつ、集中的にモノを捨てていけば1週間で家中を一巡できるということであって、モノの多さによって、1週間が1回で終わる場合もあれば、10回とか50回とか、終わりがすぐには見えない場合もあるでしょう。

でも逆に、1週間を何回も繰り返して、じっくりやっていけばよいのです。気が楽になります。

不用品を売ろうとしない、リメイクも考えない

やっと捨てようと決めたモノも、状態が良くて、またたくさんあったりすると、「これが売れたら相当になるのでは?」とか考えたくなりますが、そこは筆子氏は全否定で、売ることは考えないほうが良いと言っています。

捨てることに集中し、家の外に一刻も早く出すというスピード感が大事だということです。

別の用途に使おうかとか、素材としてリメイクしようかとか、私もついつい、普段思いもしないことを捨てる段階になって急に考えたりしますが、即座に捨てた方がきっと、大きく見たら得をしているのでしょう。

モノを捨てるときに生じる恐怖と向き合う

モノを捨てるときの「今、私はこれを捨てようとしている」「明日ごみの回収が来てしまったらもう二度と取り返せない」「本当に良いのか?」という、崖っぷちに立っているような気持ちは嫌なものです。

で、たいていの場合は「とりあえずもうしばらくとっておこう」となるのですが、そうした後の心の重さにもだんだん気づけるようになってきました。

そうした一連の心の働きを筆子氏は「クリスマスを楽しみにして過ごし、当日はあっという間に過ぎる」という状況に似ていると言います。

その先のことを頭で勝手に想像しているのが「恐怖」であり、つまり「恐怖」は人の心の中で作り上げている妄想、思い込みであって、現実に直接に影響を与えるものではない。

失うことは恐怖だが、いざ失ってみるともう「恐怖」はなく、つまり捨てれば「恐怖」は消えて「解放感」生まれるのだと言います。

捨てることに行き詰まった時の常備薬

筆子氏のブログでは読者からの質問に丁寧に回答し、実に冷静なバランスの取れたアドバイスをしていて見事です。

しかしこれは私の妄想ですが、筆子氏自身はにわかには真似できないようなかなりぶっとんだミニマリストなのではないかと思われてなりません。

筆子氏の毎日の暮らしぶりについて、「やましたひでこの自宅拝見本」のように見てみたい気もしますが、でも見てしまったらそれに囚われてしまうことになるかもしれません。

今後も「すごいに違いない」という妄想を楽しみつつ、私は文章だけで筆子氏と接して、自分独自のミニマルライフを作っていこうと思います。

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