私の答えは
住まいは「賃貸か持家かのどちらが良いか」というのは、永遠の問いですね。
あれこれ考えてゆくのも楽しいような、苦しいような。
私の答えは「人による+物件による」というところです。
賃貸も、持ち家も、戸建ても、マンションも、、、様々な形態の家に住んできた今でもなお、どちらが良いと即答はできません。
ずっと賃貸がかっこいい
しかしながら強いて言えば、「一生賃貸」が案外理想的ではないかと思っています。
これまで賃貸と持ち家の両方で暮らしてきた経験から、何となく賃貸で暮らしているときの方がQOL(生活の質・満足度)が高いかなと感じています。思い煩うことが少ないような気がするのです。
収入の2~4割程度で済むような安い家賃の部屋を、気に入って長く住めるなら、賃貸が良いかな。
つまり、やはり物件による。しょっちゅう引越しをしたいわけではないんで。
でも賃貸なら住まいを変えるのは持ち家よりも楽。人間がいなくなった後の後片付けにも楽。
賃貸だから断然簡単というわけでもないけれど、賃貸と持ち家を比べるとそういうことになる。
家賃を払うことは、「大家さんの代わりに家のローンを払ってやって、家を一軒プレゼントしてやっているようなものだ」という人もいて、そう考えると腹も立つけれど、とりあえず固定資産税とか、外壁のメンテナンスとかは借りている人は考えなくても良い。
ガス給湯器とかエアコンとか、設備が壊れたらすぐ直してもらえる。
「今はお金がないから我慢して」とはよほどのボロアパートでないかぎり言われない。
逆に家を貸していると、「普通の人はこんなことでいちいち大げさな修理を要求してくるのか」と思うこともあります。
持ち家が支えてくれたから賃貸で暮らせた
うちはもろもろの事情で、買った家には5年くらい住んだだけで、その後ずっと貸していました。
その家賃収入で別のもっと小さい部屋を借りて、少しは現金収入もあって無理せず暮らせるという暮らしをしてきて、賃貸の身軽さを享受してきたのですが、それができたのは持ち家があったからだなあと、いまさらながら持ち家があったことに感謝しています。
「家を所有しない」「所有という考え方は古い」と言い切れる人ってかっこいいけれど、そういう人って案外田舎に実家があったりして、いざとなったらそこに帰ることもできたりする。
他に帰るところを持たない私たちが安易に真似をすべきではないかなと、それは考えますね。
家は、無理に買うことはないけれど、買える状況である(気に入った良い家がある+価格が手頃である+資金がある)なら、買ったら良いのでは?と考えています。
URでは広すぎる
URに住むことを考えたこともありました。
入居や退去のシステムがはっきりしているから「不当に敷金を取られて戻ってこない」というようなストレスが無さそうな点がとっても良いと思いました。
数件、内覧もして、住む気満々で実際に申し込みもしましたが、、、結局キャンセルしてしまいました。
申し分ないはずなのに、ぼんやりとした不安。
その大元は、URは、私には広すぎるということなのですよ!!
URスケールともいうべきちょっと広めのサイズ感が、ありがたいと思う人は多いかもしれないれど私には広すぎた。
とある最上階の部屋など、備え付けの照明が高すぎて、遠すぎて、天井が黒々として怖いとすら思いました。
ペットで不自由になる
あとペットのことね。
人生が複雑になるから、私はもともとペットを飼うなんて大反対でした。
もろもろの条件をクリアした気に入った部屋があっても、ペット不可なだけであきらめなくてはならないって辛い。
部屋がとっても気に入ったら、その後ペット可能かどうか交渉出来たら良いなあと思うのですけれど、そうした交渉の余地はもう無いようですね。
借り手の無い部屋だから、ペット可として付加価値をつけているというようなこともいわれます。
URにも「ペット共生住宅」というのがありますけれど物件数は限られていて、郊外の、しかも駅からとても遠いところにしかない。
けれど、でも今の部屋の管理人さんは「ペットを飼いたいという人の方がマナーが良い(借り手としての質が良い)」というようなことをちらっと言っていました。
声を大にして言いたい、ペットを飼うお宅は基本的に優良賃貸人なんですよ!貸す人にもメリット大なんですよ!
ペットのことを気にせず住まいを選べるのが常識になれば良いなあと思います。