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結婚のけの字もない日々
彼氏のかの字、結婚のけの字もない前作「あたらしい東京日記」であったが、続編のこの「あたらしい結婚日記」でもなかなかそれらしきお相手が出てこない。
しかし5月のある日突然チャンネルが変わり、自分の居たい位置が分かって、そうしたらおのずとパートナーになる人の人物像も感じ取れるようになってきた。
こういう人でなければ一緒になる意味はないし、そういう人と出会えなければこのまま独り身で良い。
だがその後も相変わらずものすごく忙しく過ごし、10月になっても会社で「わたしは結婚相手を求めていまーす、その相手はいっしょに経営をしてくれまーす」と大声でアファメーションをしたりして、近くにいた知り合いに「大丈夫ですよみれいさん、見つかりますって」となだめられていたりしていたが、その後事態は一気に進む。
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へんな店員に当たる理由
服部みれいが、態度の悪い店員のいる店に入ってしまうことについて、「あたらしい東京日記」でちょっと出てきたが、続編のこの本ではその種明かしがあっておもしろかった。
夫の福太郎氏は、ああした女性店員は男性の上司がわざと選んでいるんだよというのだが、みれいは改めて気付く。
その上司はリーダーシップを発揮できていなくて、みれいはそれを目にしてネタとして発散しているが、自身も上司としてリーダーシップを発揮していないことの現れなのではないか。
みれい自身も上司としてしっかり発言できるようになっていけば感じの悪い女性店員を見なくなるか、そうした店に行くことはなくなるかもしれない、というのである。
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私の読者メモ
- 会社は20年かけて作っていく
- 家族ができて半身浴しにくくなったら足湯でも良い
- クリーニングしかこの世に必要ない
- どうしたら素敵な女性になれるかという質問にそう考えることが素敵ですと言える人
- 目にするものは全て自分で、プレイであり、その都度クリーニングしていくと、想像を超えたものがやってくる
- すべてが浄化、遊びみたいに楽しくやれば良い、何をしても良いが楽しいことがとても大切