マルセイユ石鹼とは?
フランスの港町・マルセイユの名を冠した特別な石鹸、「マルセイユ石鹸」は、原材料、製法が厳密に決められており、フランス政府の認可によるメーカーのみが製造できます。
原料の油脂については、当初(ルイ14世の時代!!1688年)はオリーブ油100%のものだけがマルセイユ石鹸と決められましたが、現在ではオリーブ油、ヤシ油、パーム油、ピーナツ油のいずれかを72%以上含んでいるものであればマルセイユ石鹸として認められます。
オイル、苛性ソーダ、精製水といったシンプルな材料からできているので、自分で作ったこともあります。
お菓子を作るみたいで楽しいです。
マルセイユ石鹼がおすすめな点
肌にやさしい
香料、着色料、保存料などの余計な添加物がなく、肌に優しく、洗浄力に優れた石鹸です。
シャンプーとしても使える
浴用石鹸として洗顔、全身に使えて、もちろん洗髪もできるので、別途シャンプーやリンスを用意しなくて済みます。
入浴アイテムを劇的に減らせるので、浴室がすっきりしますよ。
私はもう慣れてしまって、洗い心地が軋む感じが気にならないのですが、シャンプー後にお酢でリンスするとさらっとします。(洗面器いっぱいのお湯にお酢を小さじ1杯程度いれて髪を浸す)
1個でかなり長く持つ
かたまりの部分を手でちょっとこすっただけでも、あるいは溶けた部分でも、ほんのわずかの石鹼成分で足ります。
大きな一個が案外長く持つのです。
防虫効果もある
マルセイユ石鹸をただ置いておくだけで防虫効果があるそうです。
買いだめしたらクローゼットで保管するとちょうどよいですね。
さみしくなった頭髪に良い?!
昔、新聞の夕刊にとある記者の連載コラムに載っていたのです。
頭髪がさみしくなった記者が、同年代の頭髪の寂しくない記者に頭髪のことを相談したら、「良いものがある」と言ってマルセイユ石鹸のことを教えてくれたというのです。
効果のほどはそのコラムではよくわかりませんでした。
ただ、髪につけたものは内臓に溜まるという話も聞いたことがあるので、香料のあるシャンプーや強いにおいのするヘアダイは避けたいと思うようになりました。
香料や着色料のないマルセイユ石鹸なら安心して使えます。
マルセイユ石鹸の注意点
泡立ちは悪い
マイルドな天然成分からできている石鹸なので全身に使えて、もちろんシャンプーにもなるのですが、泡立ちが悪く、慣れないとちゃんと洗えているのか不安になります。
普通のシャンプーのような香料が添加されていないので、洗い上がりの髪が特別良い香りがすることもありません。
水やお湯に浸すとどんどん溶けてしまう
使う時には、必要以上に水をかぶらないように注意しないと、どんどん溶けて、早く小さくなってしまいます。
でも溶けた部分も捨てずに溜めておけば、とろっとしてローションのようになって、石鹸として変わらず使用できますよ。
ほかに牛乳石鹸も使う
帰宅時の手洗いや小物の洗濯には、気軽に使える牛乳石鹸のカウブランド青箱バスサイズ3箱セットを使っています。
どこの薬局でも手に入るので便利です。
2種類を併用しているので、牛乳石鹸の方もあまり減りません。
ただ、マルセイユ石鹸は、傷口の洗浄にも、洗濯石鹸としても問題なく使えるものです。
家族の理解があって、コストのことが気にならなければ石鹸はマルセイユ石鹸一つにできてさらにミニマルになりますね。
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