冷蔵庫のドアを付け替えることになった!!
今の家に引っ越してきたとき、動線上どうしても冷蔵庫のドアを左から開けるように変更しなくては収まらなくなりました。
うちの冷蔵庫はシャープのSJ-17Sで、ドアの開ける向きを左右どちらにでもできるものですが、向きを変えることはそれまでやったことがありませんでした。
紙の取扱説明書も保管してあったので見ながらやりましたが、途中要領を得なかった箇所があり、小一時間も奮闘しました。
その結果、
- 冷蔵庫のドアの向きを変えるのは大変だ
- しかも一人ではできない、2名は必要だ
と思い込みましたが、実はそんなに大変なことではなく、10分もあれば出来ることで、しかも一人でも簡単にできることでした。
それに気づいたのは、引越しから数年経った現在、ふと冷蔵庫をみて「冷蔵庫からのサイン」を改めて読み取ったからなのです。
我が家の冷蔵庫はシャープのSJ-17Sですが、このことは、メーカーや家電が違っても応用できるのではないか?と考え記事にしました。
ぜひご一読ください。
冷蔵庫のドアの付け替え作業のポイントは大きく二つ
- ドアポケットに入れているものは初めに取り除いておくこと
- ドライバーは垂直に、そっと真下へ押すだけでよい
【ポイント1】ドアポケットに入れているものは初めに取り除いておく
当たり前と言えばその通りなのですが、当時は引越しの流れで思いついたままにすぐ取り掛かってしまい、その結果難儀しました。
外したドアがものすごく重くて、それをまた細い軸にはめないといけなくて、二人がかりでも大変な作業だと思いましたが、実はドアポケットに入れたままの醬油の瓶とか、飲料のペットボトルとか、余計なものまでわざわざ抱えて作業していたのでした。
今回改めて自分ひとりで付け替えをやってみましたが、どうということもなく簡単な作業で、一人でも十分できることです。
メーカーの取説には電源プラグを抜くことも推奨されていますが、それは必ずしも抜かなくても良いですから、ドアポケットの中身だけは空にしておきましょう。
(メーカーではさらにプラスチックのドアポケット自体を外すよう推奨していますが、そこまでしなくても大丈夫です)
【ポイント2】ドライバーは垂直に、そっと真下へ押すだけでよい
私が取扱説明書を見てもよくわからなかったのが、軸カバーの外し方、というか「外れ方」でした。
この記事では「軸カバー」という名称で説明しますが、これはどこの部分を指すかというと、冷蔵庫のドアの左右ともにあり、その下にあるドアの軸をカバーしているパーツです。
下の画像は、左側の画像が、冷蔵庫の左側の軸カバー、右側の画像が、冷蔵庫の右側の軸カバーです。
カバーの端っこ、角っこが傷ついていますが、これはドライバーでほじくろうとしたためです。
でもちっとも外れず、びくともせず、カバーを壊しちゃうんじゃないかと途方にくれました。
マイナスドライバーを差し込むのは端っこではなく、中ほどのわずかに凹みのある部分なのでした。
ここにマイナスドライバーを立てて、垂直に、少し押すことで、カバーは弾みで外側へずれて開きます。
何も引っかけなくても、ほじくらなくてもよく、力も要らずに外れるのです。
あとから冷静になって取扱説明書を読んでみると(ドアを取り換えてから数年を経た今現在のこと)、ちゃんとその通りに書いてはありました。
しかし、取説の図ではマイナスドライバーを斜めに差し込んでいるようにも見え、てこの働きでカバーを押し上げるのではないか?と思ったのです。
しかも「ツメ(5カ所)を外す」とあり、5方向から閉じているものをどうやっていっぺんに外すのやら見当がつきません。
当時カバーが外れたのは全くの偶然でした!!
そんなに力のいる難しいことではないはずだ、という確信の元に試行錯誤した結果、偶然にカバーがスライドしたのです。
これが冷蔵庫からのサインだ!
つまりこの、わずかに凹ませている部分が、冷蔵庫からのサインだったのです。
日頃細かいことにばかり目が行く私としては、当時このサインに気づけなかったことは痛恨の極みです!!
冷蔵庫のドアの付け換え手順
では改めて、冷蔵庫のドアの付け換え手順をご説明しましょう。
- マイナスドライバーを用意する。
- 冷蔵庫のドアポケットの中身を取り除く。(はめ込んでいるポケットは外さなくても作業できる)
- 電源プラグは抜かなくても作業できる。(取説ではプラグを外すように書かれていますが、すでにプラグを入れて使っているのであれば、短時間で終わる作業なので私は無理に外しません。自己責任でお願いします。)
今回は左側が開くドアを、右側が開くようにしていきます。(逆の場合は、プロセスの「左側」を「右側」に読み替えてください)
すでにご説明したように、カバー中ほどの凹んでいる部分にマイナスドライバーを当てて上から下へ2~3m押す。
すると、カバーは外側へスライドして外れる。(左側のカバーなら左側へ、右側のカバーなら右側へスライドする)
手で抜けないこともないですが、難しければマイナスドライバーを使います。
軸や穴が汚くなっている場合でも、油分が潤滑油として必要なので拭きとらないようにしましょう。
ドアは上の方を持ち、少し手前に引いてから、上へ持ち上げて、下の軸からドアを抜きます。
ドアは不安定な形状なので、床やドア自体を傷つけないように注意して、一旦床に置きます。
繰り返しになりますが、ドアポケットに物が入っていると、この時いきなりドアが落ちるのでとっても危険です!!
穴カバーも凹み部分をマイナスドライバーで押すと、すぐに抜けます。
これはハマるような爪が付いていないので、外れる恐れがあります。
浮き上がらないようしっかり押し込みましょう。
(軸は軸受けの残らずに、ドアの下部に貼りついていることもあるので注意)
下の軸も同じように、油分は拭きとらないように。
ドアは本体に吸い付くので、合わせるのは楽です。ドアを斜めにしないように注意して、本体左端とドアの左側の穴を合わせ、上の軸をはめます。
軸は下に当たるまでしっかりとはめ、軸の頭の半月型の平らな方を右側(内側)に向けます。
カバーは横から(外側から)スライドさせてカチッとはめます。
右開きのドアになりました!おつかれさまでした。
まとめ
今回の冷蔵庫のドアの向きを変えるという件は、ドアを軽くしておくという準備が実はとても大事でした!
ところでドアの開く向きを変えるという作業は、必要ない場合は全くしないですむ作業なので、そのためのパーツは普段不用意に外れることがないように、外れにくくなっているのですね。
でも必要な時にはすぐ外れるよう、実に巧妙な仕掛けになっていました。
こんな家電に仕組まれたサイン、ほかにも探してみたくなりました。
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