小さくても粗大ごみ
今回は、その蓋なしごみ箱の方の始末の仕方についてです。
蓋つきのごみ箱が粗大ごみというのは納得できても、小さく単純な形状のポリプロピレン容器ひとつが粗大ごみになってしまうことはすんなり納得できませんでした。
でも自治体で決めた数値のルールを超えているので仕方ありません。
一方、どう見ても規定サイズを超えるポリプロピレン製衣装ケースが、袋に入れただけでごみ処理券シールも貼られていないのにいくつも可燃ごみで出されていて、しかも回収されているのを目撃したことがあります。
グレーゾーンではあるようですね。
ポリプロピレンを熱で解体
今回については一回カットするだけで可燃ごみ規定サイズ以内におさまるので、熱でポリプロピレンを溶かすやり方で解体することにしました。
このやり方は音もしませんし、くずもあまり出ませんが、非常に体に悪そうな臭気と煙が発生するので、誰にでもおすすめできるやり方ではありません。
そして時間がかかります。
たった5㎝を切断するのに延々5分くらいかかります。
この、動かないわけでもないが普段の動きとは極端に違う緩慢な動きというのが難しいものです。
器具は一度熱すると電源を切ってもしばらく熱いので、やたらな場所に置けません。
手足を火傷したり、屋外であってもベランダの塗装を痛める恐れがあります。
これまでもときどき、引き出し式の収納ケースをこのやり方で解体してきましたが、その度に煙を浴びて目を充血させています。
その度に、もうこんなことは嫌だ!!もうポリプロピレンケースは買わないぞ!!と思うのですが、昔買ったケースがまだまだうちにあるのが憂鬱のタネです。
複雑で何か所もカットしなくてはならない衣装ケースと比べて、今回は一か所(と言っても長さにして60㎝くらい)だけで済みます。
気候も良くなってきたこともあり、ベランダで小一時間我慢して解体することにして、可燃ごみで2回に分けて廃棄しました。
ごみ箱も「収納」の一種である
ここ数日、ごみ箱について考えてきました。
暮らしの中で「ごみ箱って要らないかも?!」というささやかな発見をしてから、従来使っていたごみ箱について今後も使うのかどうか、見直してきました。
しかしながら我が家ではまだまだごみの出る生活をしているので、ごみを集めるスペースつまりごみ箱は必要としており、ごみ箱を無くせたわけではありません。
ごみ箱も収納の一つであり、「収納がある限り不用品がそこに詰め込まれる」ということがここでも成り立ちます。
今後本当にごみ箱を無くすのであれば、ごみ自体をなくす必要がありますね。
まとめ・ごみが出る限りごみ箱は必要
ごみを無くせばごみ箱も不要になります。
でもごみは最初からごみであったものは少なく、いつからかごみになります。
ごみを一切無くしたいために何も取り入れない暮らしをするのは、生き生きとした暮らしからは乖離します。
ごみ箱の有りか無しかだけにこだわるのは継続的に続く生活全体から見たら本質から外れます。
手に入れたものはなるべく最後まで使い切り、ごみの発生を極力抑えるようにしつつ、新陳代謝の相棒としてのごみ箱=ごみスペースを、これからは意識的に、よくメンテナンスしていけたらと思っています。
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