誰かの真似ではない暮らし方…「本当に心地いい部屋」筆子著を読んだ

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表紙がイラストである理由

この本の表紙にはイラストが使われていますが、もし表紙や口絵に「心地よい部屋を感じさせるイメージ写真」を使うというなら、この本の趣旨からいってそれはあり得ないということですね。

というのも、具体的なインテリア、家具、雑貨等に関する一切のコマーシャリズムから一旦距離を置いて、文字だけで、自分が本当は何を部屋に求めているのかを考えさせる本だからです。

表紙のイラストも、具体的な家具、雑貨が描かれてはいますが、私がこの本の表紙を作ると妄想すればもっと色がきれいな、抽象的な図案にするところです。

考える前に提案される時代

今の時代はあらゆるものの消費者にニーズが追及しつくされているので、「心地よい暮らし」についても誰かがデザインし、コーディネートし、宣伝・販売されていて、簡単に手に入れられるように思われます。

プロの提案をそのまま受け入れて、うまくいく場合はそれで良いですが、だんだん部屋が散らかってゆくのなら、やっぱり自分に最適なものは自分が考えるべきなのでしょう。

そんな、精神的空白を確保することを訴えている本です。

ごく基本的なことなのですが、今はこうしたこともきちんと教えてもらわないと気づけない私たちなのです。

「心地いい」は心地よくない

個人的には、「心地いい」という言葉には抵抗があって、書名であればなおさら「心地よい」とするべきであるとは思います。

でも今はSNSでの「いいね」の誤用が広く流布しているのでもう仕方がないのかなとは思いますが。

個人出版ではなく出版社で出した本なので、きっとこれも分かっていてあえてやっていることでしょう。

「誤用では?」と引っかかる私のような人を引っかけるためのプロモーション上の作戦!?

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