一線を越えて捨てるようになってきた
断捨離のやましたひでこが相談者の自宅におもむいて、キッチンの棚をふさいでいた各種キッチン用品を、使いかけでも未使用でも構わず捨てさせるというムック本があるのですが、これを見てぎょっとしてしまうようでは、自分はまだまだだと思いました!
でもそこから私も急速に成長し、いまでは、たとえ新品・未使用でも今使っていないなら捨てることが必要である、ということを理解し、そして実践もできるようになってきました。
新品・未使用でも捨てる対象になるくらいですから、ましてや相当使い倒していながらまだ使えるからと言って使っているようなものでも、、、
あるいは、「失敗したな」と思いつつも、買ったばかりで使い始めて日が浅いので無碍に捨てる気がしないようなものであっても、、、
「もったいないから」と言って、モノありきで、使いにくさには目をつぶって無理して使っているようなもの全般が、捨てるべきものになってくるのです。
たとえまだ十分使えるものだとしても、今自分が使わないのであれば捨てるということは、モノの絶対量を減らすには重要な分岐点になるのです。
だったら備蓄って?
今私が考えるのは非常災害時のための備蓄品のことです。
買ってすぐ使い始めて、使い終えたら捨てる、というサイクルに外れてしまう、すぐには使わないのが前提の備蓄品。
例えば食料品だけに限ってみても、最近は「ローリングストック法」と言って、いつも消費するようなものを多めに買っておいて、災害時に供給が途絶えてもすぐには枯渇しないようにしているのはうまいやり方だと思います。
でもそれは、あくまでも一時しのぎの範囲であるはず。
あまりたくさんの備蓄をしておくと、新しいものを買ってもそれは備蓄に回して、いつでも古いものを食べるということになりますね。
「いずれは消費するものであれば無駄にはならない」
理屈ではそうなのですが、どこか引っかかってしまいます。
新鮮なものがたくさん手に入るようになったとき、古いものは陳腐化してしまって、いつかまとめて捨ててしまったりするのではないでしょうか。
その時には、備蓄はガラクタとなり、それに当てた出費はロスになります。
もちろん、それまでの心の安心を得るための「保険」として考えれば無駄ではないということになるかもしれません。
ということは、備蓄は「掛け捨て保険」という位置づけが相応しいですね。
備蓄したものがまるっきり無駄になっても惜しくない程度だけ、備蓄するのはどうでしょうか。
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