私が家計簿をつける意味
私は、小遣い帳程度の家計簿をざっとつけています。
お金が入ってきたなら、何に使ったかは書き留めておかないと落ち着かないので、「自分の気が済むため」というのが家計簿をつける目的です。
毎月の食費と、毎月の支出総額の枠をだいたい決めていて、その予算以内にするように心がけています。
いまは月末になってもこまめに集計せず、集計・比較は「気が向いたとき」の仕事ですが、メモはしているのでいつでも集計できると安心しています。
家計簿遍歴
栄養家計簿(女子栄養大学出版部)
かなり長い間、女子栄養大学の「栄養家計簿」というのを毎年買ってつけていました。
これはほとんど普通の家計簿と同じですが、食品の金額とともに、重量を記載させる(意識させる)のが面白いと思いました。
小松菜1把/500グラム/150円とか、にんじん1袋/200g/100円とか。
同じ100円の出費でも、どれだけの量を手に入れたのか、と考えるのは冷静になれます。
重量をはかるって何の意味があるのかとか最初は思ったけれど、記帳を続けていくと、野菜の100gも肉の100gも、食材が違っても価格はそんなに違わない(つまり100倍も違うものでもない)ということが分かってきましたし、それよりも加工食品が単位あたりにすると割高ではないかとか実感できて面白かったです。
なんか「やった気」になって、満足できる家計簿でした。
そもそもむかしは「栄養と料理」という雑誌が私にとっては神のように思っていましたね。
「わたしの経済ノート」(婦人之友社)
古くからある由緒正しき「羽生もと子案家計簿」の考え方をもとに、一人暮らしを始めた大学生や社会人向けにわかりやすくつくられた「わたしの経済ノート」という家計簿があるですが、これを見つけたときは「正しい社会人入門」という感じがして、人生をやり直したくなりました。
自由に使えるお金がほとんどなかった学生時代から、一気に「お小遣い」が増えたように感じる社会人となったときこそ、お金の取り扱い方を教えてくれる道しるべが欲しいですよね。
巣立つ子どもに贈りたい家計簿。
あらかじめ年間の収入と支出を把握して、毎月いくらまで使えるか、予算を割り振っていくので、「買うべきものがあるのにお金がない!」というような状況にそもそも陥らないようになっています。
食費、被服費、通信費など、予算を決めてその範囲内でお金を使うようにすれば、おのずといくらかのお金は残るというのは、考えてみたら面白い仕組みですね。
イラストも毎年とってもかわいいです。
オリジナルかんたん家計簿
コンパクトなA5サイズで7年使える
こうした市販の家計簿も楽しかったのですが、これを買ってたら毎年1000円の固定費が発生するということに気づきました!
最近では貯金や資産形成を目的にした家計簿やアプリもあるようですが、私はざっくりとしたメモをすればそれで十分気が済むので、そのためだけの年1000円はちょっと高いかなと思えました。
そのため、一冊を1年で終わりにせず、何年か使えるようにしてみました。
無印良品でA5判・48枚・7㎜横罫のダブルリングノート(当時税込100円)を買ってきて、これで使えるだけ使うと、7年分入ります。
これを続けて、もう2代目のノートになりました。
ひと月1ページを4つに分ける
ひと月につき、1ページを使います。
月が変わったら、1ページを縦に4等分するマークを入れます。
罫線などは引かなくても用は足ります。
上旬、中旬、下旬に分けて記載し、一番下の欄は集計用です。
横は2:1くらいのところにマークを入れ、幅広の方が「食費」、狭い方は「それ以外」にしています。
もともと洗剤や化粧品をあまり買わず、最近は外出の機会も減ったので「それ以外」の支出がほとんどないときもあります。
私は月初にまとめ買いをすることが多く、「上旬」欄がぎっしり、時にはみ出しているのに対して「下旬」欄はすかすかです。
1年分の集計ページは最初に確保
1年ごとの集計用ページもノートの最初の方に、1年分を1ページとして7年分割り当てています。
食費と、全体の支出についてだいたいの予算を決めていて、まあまあ達成できています。
この他にエクセルで20年計画も
家計簿の他に、エクセルで20年くらい先までの収入、支出の計画表もつくっています。
先のこととなると夢のようで、あまり具体的にならないので意味があるのかないのか。
でもこれも気が向いたときにあれこれ考えるのが楽しみです。
まとめ
家計簿って買うと案外高いのでは?
数年使ってみて考え方を身に付けたら、用紙は何でも。
自由に考えたらよいのではないかと思います。
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