引越しはフルマラソンのごとし
世は引越しのシーズンとなってまいりました。
以前見たほんまでっかTV情報ですが、「引越しはフルマラソンを走るくらいのエネルギーを消耗する」というようなことを言っていて、とても納得しました。
あらゆることをほとんどいちどきに、集中してやらねばならない引越し。
その「いちどき」の緊張感が断続的に続いてゆく。
考えただけで恐ろしいな~。
だからあんまり、引越しするような羽目に陥りたくはないと思う一方、いつでも引越しできるくらい、所有物や、関わる物事を、できるだけシンプルにしておきたいと思うのです。
半日で終わっても良い引越し
その一方で、また別のテレビ番組では、半日くらいで引越しを終えている身軽な一家も発見しました。
その番組は別にシンプルライフを謳う番組ではなくて、家のリフォームのビフォーアフターみたいな内容でしたが、一方の家庭は夜までかかる普通の大変な引越し、もう一方の家庭はほんの半日で荷物を運びだせてしまう簡単な引越し。
同じ、子どもがいるような家庭であっても「引越しは大変だ」とは決まっていなくて、簡単に終わっても良いのだなあと、私はしみじみそこに注目しました。
タクシーで引越す木皿泉
脚本家の木皿泉(きさらいずみ)は、和泉 務(いずみつとむ)と妻鹿 年季子(めがときこ)による夫婦ユニットのペンネームですが、そのエッセイだったかインタビューだったかを読んでいたら、妻鹿氏の家に和泉氏が、ボストンバッグひとつで、タクシーに乗って引越してきて、それ以来一緒に暮らしているというという一節がありました。
理想は電車でも引越しできるくらい、自分で運べる程度の所持品しか持たずに身軽でありたいものですが、タクシーならある程度の荷物があってもトランクに詰められますね。
あとは、どこで読んだか、宅配便で引越しが済むという人も世の中にはいるようです。
宅配業者が単身の大学生向けに展開しているような引越しでも充分良いですが、大物家具数点だけを運んでもらって、あとは自分で手持ちすれば完了してしまう転居。
所有物が少なければ移動の負担も少なくできる。
引越屋さんの手を借りなくても引越しできるって理想ですね。