古いマットレスを捨てて元気になろう!家に居ながらにして転地療法

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転地療法で回復を早める

転地療法といって、高原や海辺など自然の多い場所へ身を置き療養するという考え方があります。

呼吸器系の病気の場合などでは、空気のきれいなところに移るのはまさによさそうですし、また単に環境を変えるということでも、回復を早める意味があるのかもしれません。

最近読んだ本によると、環境を変えるという意味では引越しや旅行も転地療法の一種と考えられるらしく、さらに寝具など長時間接触しているものを刷新することもそれに類する効果があると書かれていました。

マットレスの消費期限は10年

寝具の新調については、昔読んだカレンキングストンの本でも「マットレスは10年使ったら取り換えるのが良い」とあり、自分のマットレスについては早々に実行。

同居人にも、そろそろマットレスを取り換えてはどうかと、ここ数年繰り返し言い続けてきました。

でも同居人は頑固者であり、またこちらの意図したように伝えることが難しいという問題が内在していました。

古いマットレスを捨てないから病気になった?

とにかくマットレスに関しては、同居人は新たにマットレスを購入し、古いマットレスの上に重ねるということをしてのけました。

もちろん私はことあるごとに、「新しいマットレスを購入したことは評価するけれども、古いマットレスは捨てるべきだ」と言い続けてきましたが、なかなか聞き入れてもらえません。

そうこうするうちに昨年、同居人はこれまでにない大きな病気にみまわれ、入院という大ごとを経験することとなりました!

おかげさまで昨年のうちに退院し、現在はおおむね以前のような暮らしが戻りつつあるのはなによりです。

そして今こそ説得するに十分な材料が揃いました。

もう逃げ道は無い

先日、温かくなったから散歩でもいこうというので、無印良品でお菓子を買うことを提案し、行ったついでに寝具売り場に連れてゆき、枕カバーやシーツを新調してはどうかと提案してみました。

退院して病気は治っても頑固者の性格は治しようがないので相変わらずかたくなでしたが、その場で何とか枕カバーだけは購入することができました。

同居人は気も短いので、うちに帰るとさっさと自分で枕カバーを取り換えているのは手間なしで良いのですが、その勢いのなか、横でまた「古いマットレスを捨てて元気になろう」と焚き付けたところうまくのせることができ、ついに、マットレス廃棄の承諾を得ることができたのです。

やった!数年来の望みがかないました。

でも一歩引いてみれば私のことでもないのに私の方が一生懸命になって何年も気にかけて、今回の取り外しや廃棄の手配や運びだしも私が手伝うことになるので、やれやれです。

メンテナンスがしにくい無印のベッド

ベッドは無印良品のもので、木の台の部分とマットレスを、布のカバーで一体化しているデザインです。

木の台の部分と布カバーに長尺のマジックテープが付いていて、それらを貼り付けて固定するのです。

ヘッドボードもなく、マットレスの下に木の足がちょこっと見えるのがシンプルでかわいい。

しかし、このベッドはマットレスのメンテナンスがとっても大変でした。

取扱説明書には、カバーを外してマットレスの上下や裏表をこまめに替えるようにと書いてあります。

かつてその通りにやってみたこともありますが、カバーはちょっとやそっとでは剥がせませんし、一度外すと戻すのは一苦労です。

布カバーはマットレスと木の台を包むぴったりのサイズで作られていて、そのおかげでグラグラとずれることはないのですが、とにかくきつい。手先だけではなく体全体を使って、全体を少しずつ、ある程度の時間をかけないとはめられません。

でも今回は剝がしたが最後戻さなくてもよいので嬉々として、布カバーにハサミを入れました。

おっとそのまえに、いま上に載せているマットレスを除けると、下のマットレスの布カバーには大きなシミが無残にいくつもあり、これには同居人もぎょっとしたのではないかと思いますがどうでしょう。

切り刻んだ布カバーや古い枕カバーを袋に詰めて、同居人は自ら即刻ごみ集積所へ運んでいました。

ネットで粗大ごみの申し込み

自治体への粗大ごみの手配はここ数年ちょこちょこやっているので慣れたものです。

かつては電話してもいっこうにつながらなかった申し込みも、ネットでマイペースにやれるようになり、とても便利になりました。

わりと直前まで、キャンセルや追加もできちゃいます。(実際は追加は難しい。枠は翌日にすぐ埋まる)

それでも申し込んだ日から回収まで、早くても2週間もかかります。その間、マットレスは室内のどこかに保管しておかなければなりません。

立てかけてみると結構なボリューム感で、スペースを取ります。匂いも強烈なにおいではありませんが、なにやらもわっと匂います。

狭い部屋なので、ドアの開けたてのたびにぶつかります。まあ、マットレスだけにぶつかっても害はありませんが。

しばし鬱陶しいですが、私は収集日のずっと前から出しておくようなだらしない真似はいたしません。

場所はまだふさがっていますが、念願かなって大物を捨てることができて、今からもう、気持ちが清々としています。

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