デジタル化では整理した気になれない!写真そのものを捨ててゆくチャレンジ…アルバム整理

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お金はかけなかったが時間はかかった

たくさんの写真を持っているのは負担でしたが、画像のデジタル化などで業者に丸投げする代わりに、自分で何度も写真を見直すことですこしずつ写真を減らしてゆきました。

現時点で2000枚あったものを1000枚と半分に減らしましたが、それには時間もかなりかかりました。

外注しないことで余計な出費がない代わりに、他に使える時間を繰り返しアルバム整理にかけてきた数か月です。

お金を使わなくても時間を使っている点で、コストはゼロではありませんが、自分の気持ちが納得していったという効果はあります。

写真のデジタル化には魅力を感じなかった

今回の私のやり方は、「これは相当暇な人でないとできないな」と我ながら思ったくらいです。

でもすべての写真をデジタル化しても、それは私にとっての解決だとは思えませんでした。

写真は手に取ってパッと見ることができるアナログさに価値があるのです。

CDなどのメディアに写真を移し替えても、それを後日見るには、機材と手作業が必要になります。

ワンクッションの手間が面倒になって、昔の写真を見る機会はもうないでしょう。

つまり、デジタル化をした時点で捨てたと同じです。

写真をデジタル化することは、さらに捨てにくくなるものを増やすことにしか思えなかったのです。

家族写真のはずが、単なる自分の記憶だった

これまで写真を撮っていたのは主に私で、整理してあとから見返すのもほとんど私だけです。

かつては、「リビングにアルバムを収納して家族みんなで折に触れて見返そう」という理想がありましたが、リビングに適当な収納スペースが無く、アルバム一式は段ボール代わりのポリプロピレンケースの引き出しにまとめて倉庫で仕舞っていました。

たま~に、子どもの学校から教材の一端として「小さいころの写真を持って来るように」という時に役立ったほかは、全く無くても何ら差支えなかったアルバムの束。

誰も「昔の写真でも見ようか」と言い出すことはほとんどありません。

「家族のために」と思って記録を残していたつもりでしたが、今思えば、アルバムのすべては100%私の趣味、私の記憶ですね。

だから逆に捨てるときも誰とも相談せずにどんどん捨てることができました。

一度、「写真整理してるの?」と家の者に聞かれたので、「そうだよ。気に入った写真があればとっておく?」と聞いたりもしましたが、「やめとく」と言われました。

実に賢く正しい態度です。

まさに、見ないまま、無いものとするのが一番です。

これからは、やたらと写真をとらないように

その価値を十分に生かすには、絶対量を少なくしておく必要があります。

私も最近はやたらと写真をとらないように気をつけています。

何気ないスナップでも撮ったが最後、執着してしまって、なかなか削除ができなくなってしまいますからね。

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